看護師になると決めたきっかけ Part2

このまま会社に残るか、新たな進路を選択するか・・・・
今日で本格的に考え始めて1週間が過ぎた。
また、母の容態もようやく落ち着いた日でもあった。

2004/12/30のことである。母が深夜に「気持ち悪い」といった。
そのとき何かいつもと違う不安がよぎった。

しかし不安は的中し、その後激しい下痢と痙攣を引き起こした。
僕は突然の事態にどうすることもできず、ただ、心配しパニックするしかなかった。
運よくも、仕事明けの弟君が的確迅速に対処し、救急車をよんだ。
そのおかげで、一命を取り留めることができた。

実は僕の弟君は看護師なのである。さすがと思った。
ほんとうに心から尊敬し、感謝した。

母親がERで処置をうけ、ひとまずライフラインを確保したことで一安心した。
しかし同時に、僕はひたすら自分の無力さにたたきのめされた。

仕事は大変だけど、それなりに回りに認められているし給料もいいほうだ。
でも・・・日々仕事に明け暮れ、家族と話す時間もろくにない。

「それでいいのか??おれは、何をしてるんだ??」
いくら仕事で活躍できても、何か物足りない・・・・

「人を直接支える仕事がしたい!!」

そう思うようになったのである。